「知の移転プロジェクト」について Sound Waves/ Kenji Okuda

先日お伝えした「知の移転プロジェクト」についての自分の想いを少し語らせて頂こうと思います。
意味合いは読んで字のごとくで音楽の知を持つ匠の方々に福岡を中心とした九州及び西日本地区にその技術や感性、そして心を惜しげもなく伝えて頂きたいと思っています。

なぜなら特に地方に住む音楽家を志す若者達にはそうそうプロの、それもレコーディングの現場で活躍する方達の考えや技などに触れる機会はありません。

また現在の音楽業界の閉塞感が結局なにがそうさせるのかを考えた時に、もちろんビジネスのあり方の移行期だということは百も承知の上で言わせてもらえば、今作られている音楽に自分も含めて単純に魅力がたりないのではと思うこともしばしばです。

しかしこのままの閉塞感のなかで若者が育つと音楽そのものに魅力を感じる人が少なくなっていくことは容易に想像出来ます。

ビジネスとしての打開策はその内に開発されると信じていますが一旦音楽離れした世代を作ってしまうと何十年か後には今よりもっと深刻な事態が待ち受けていると思うのです。

ぼくらが今やらなければいけないと思うことは、音楽家達が力を合わせて若者達に音楽の素晴らしさ、楽しさ面白さ、感動等を伝えていくことではないか、ということです。

各地方から音楽文化が育っていくことは、延いては日本の音楽文化全体の底上げに繋がります。
また知の移転が行われた後にはどんな時代も文化の発展がある筈なのです。
そのための「知の移転プロジェクト」。
という訳でこの「知の移転プロジェクト」に賛同し、深く関わって頂けることになったのは、ぼくの旧友であり恩人、そしてぼくの生まれ育った福岡県の宗像地区のとなり町(大きな峠を越えたら彼の町なんです)若宮地区で育った、Sound Wavesという音楽スクールを東京の池尻大橋で主催するギタリストの奥田健治さんと共に第一段の「知の移転プロジェクト」を開催したいと思います。
http://www.soundwaves.jp/

彼はとにかく日本人とは思えない程のグルーブメイカーでそのカッティングには業界にもファンが多いです。

たくさんのセッションに参加していますが少しご紹介すると、ケツメイシはかなりな割合で彼が弾いていますし、[One Love]前後の嵐の怒濤のヒットチューンはこれまた彼のギターが打ち込みのグルーブをより人間的なグルーブに引っ張っていってくれてます。
よく聴くとバランスもかなりでかいです(笑)
またジュディマリのYUKIや、JAMOSAの曲では彼女の歌と同等にはり合えるのも彼の深い音楽感や人生観によるところだと思います。

彼のワークショップはもちろんグルーブとは何かということを体感してもらうことがメインテーマですが、例えば譜面を渡されて楽曲DEMOを聴いたときどういうアプローチをしてその曲に貢献しようとするのかをスタジオミュージシャンの思考を通して感じてもらえたらバンドアレンジや作品を作る機会に役に立つでしょう。
まずは1年かけて計4回を各回様々なジャンルや奏法に分けてカリキュラムを作りたいと思っています。

また実際にギタリストのみなさんにも弾いてもらってアドバイスをもらう時間もプログラムしたいと考えていますので興味や向上心のある方は是非ご参加ください。

スタジオが狭いため早い者勝ちです!と煽ってみました(笑)

内容の詰めはこれからですが開催日だけは決定しています。

5月の17日で、博多駅前の福岡県東庁舎5FのRuby Studioでの開催です!

メッセージ頂ければ決定事項だけはお答えしますのでよろしくお願いいたします。
info@a-headrecords.jp

そして日本の音楽、特にロックというジャンルにおいて常にミュージシャン達を引っ張ってきた旧a-head Recordsでも力を貸して頂いたぼくの大好きなこの方も「知の移転プロジェクト」に参加表明していただけることになりましたのでみなさんに次回是非ご紹介したいと考えています。