VJシステムの事例紹介

VJシステム

A-HEAD RECORDS は去る9月28日にハードロックカフェ福岡で主催したPINKTOBER*チャリティライブでVJを行いました。この記事ではVJで使用したシステムをご紹介します。これからVJを始めようと思っている方々に役立てていただけると嬉しいです。

ハードロックカフェ福岡会場


会場と演奏音楽
今回のVJシステムの前提となった会場と演奏音楽についてまず簡単に述べます。

ハードロックカフェ福岡には合計12台の32インチディスプレーがあります。またステージ上部に設置できる80インチスクリーンへ投影も可能です。会場内のどの位置からも映像を視聴することができるこの会場は、VJにとってとてもやりがいのあるベニューです。

演奏者は生方ノリタカ(テルミン) 山崎箜山(尺八) 福山ワタル(コントラバス)で構成されるトリオ、Lucky Life Mountain。このトリオは即興演奏の達人たちで、和音楽器を排し、固定された音律を持たない三種類の楽器が織りなすこれまで聞いたことのない音楽世界を体験できます。

アルバムの楽曲を聴きながらオリジナルの映像素材を事前に作りましたが、曲目も本番二時間前のリハーサルで決定され、その演奏曲もどの様に展開するかわからないという状況でしたのでVJも即興を要求されました。

システム構成
① Roland V-4EX
② ビデオカメラ(SONY FS700)
③ Resolume 4(PC)
④ AKAI APC20
⑤ プロジェクタ(EB-S02H 2,600lm)

VJ システム

実際のVJブース写真:
VJブース

このVJシステムのメインマシンはRolandのV-4EXです。

映像入力を4系統備えたこのマシンは映像を音楽に融合させるための様々な機能が搭載されています。

演奏者を撮影するビデオカメラからの映像信号、およびVJソフトResolumeから出力される映像信号をV-4でミックスしました。V-4には搭載されてるフィルターや効果をボタンやダイヤルにアサインし、それを直観で簡単にコントロールできます。また入力される複数の映像のトランジションを中央のフェーダーで行いました。今回は単純なフェードトランジションのみ使用しましたが、V-4にはプロ用映像編集ソフトに劣らない数のトランジション効果が搭載されており、次の機会ではトランジションでも多様な見せ方に挑戦してみようと思っています。

Resolume 4
ResolumeはVJソフトで実写&CG映像素材をあらかじめレイヤー別に保存しておき、エフェクトをかけながらレイヤーごとに選択した素材を重ねて出力するソフトです。素材にかけるエフェクトはプリセットで100以上搭載され、パラメーターを操作することで表現幅は無限に広がります。

AKAI APC20
Resolumeをキーボードとマウスで操作することもできますが、ライブで即興操作をするときはボタンやフェーダーで素材やエフェクトのパラメータを直感的に操作したいものです。ResolumeをMIDI信号で操作するマシンとして最も広く使われています。

A-HEAD RECORDS VJ TEAM:
今回のVJは曲別に3名で行いました。こちらはA-HEAD代表の堤です。
VJ-TSUTSUMI

A-HEAD RECORDS 音楽義塾の塾生リッキ―もVJを行いました。義塾では音楽制作はもちろんのこと、VJのような音楽関連の新しい試みにも(本人が望めば)チャレンジさせられます!
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*PINKTOBER=ハードロックカフェは、乳がんの早期発見、早期診断、早期治療の重要性を訴える「ピンクリボン・キャンペーン」期間の10月に「PINKTOBER」と銘打った乳がんチャリティーキャンペーンを世界中で実施しています。福岡のハードロックカフェでも素敵なチャリティグッズが10月限定で販売されています。