「知の移転」について

知の移転は個人から個人へ、組織から組織へ、知識を持つものが、知識を得たい人に伝達することをいいます。

そんなのふつーにやればいいじゃん、と思いますよね。

この行為にあえて「知の移転」なる名前がついているのは、知識が移転することは本当に難しいからなのです。

だから軍隊や会社組織はこのことに真摯に取り組み、競争に打ち勝ち戦場や市場で生存するために大きな意識とエネルギーを使います。

特に音楽のようにArts &Scienceの Art の比率が圧倒的に高い分野においては伝達の難しさが飛躍的に上がります。

で、何がそんなに難しいのか?というと・・

知識移転には一般的に以下の障害が認識されています。

  • 高度に直観的な能力や集積された知識を認識し表現すること、また視覚化すること
  • 伝達者と学習者の地理的な距離
  • 情報と伝達技術の制限
  • 上位の伝達者(尊敬に値する伝達者、地位のある伝達者、知識の多い伝達者)
  • 言語(専門用語、外国語等)
  • 派閥、社会グループ間の対立
  • 世代間ギャップ
  • 動機と報酬
  • 信念の違い
  • 既成概念
  • 誤解
  • 信頼の欠如
  • 伝達能力

さらっと障害のリストを眺めながら、これまで「知の移転ワークショップ」を開催しながら、これらの障害は全て体験してきて、そして僕達は本当によく乗り越えようとしてきたな・・・と実感しているところです。音楽においても体験知を含む知識が集積されるところに人や組織が集まり、産業も活発になり、音楽が生存し栄えることができるからで、僕達はそれを夢見て福岡でそれを起したいと自分達にできることをやっています。

明日開催される松浦 晃久 サウンド・プロデュースワークショップ、そしてこれからのも続くA-HEAD RECORDS 知の移転プロジェクトを開催できることを、皆様に感謝しながら、僕も知識を受け取る一人として精いっぱい学びたいと思っています。

松浦 晃久 サウンド・プロデュースワークショップ

「知の移転」について」への1件のフィードバック

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