【10年前の本日12/20に】

【10年前の本日12/20に】

あれから10年、今日はぼくの妹からの末梢血を移植して頂いた日であります。それも骨髄移植と一般的には言ってます。

このことは5年前に5年寛解を迎えた日から毎年12/20辺りで自分が忘れない様に書かせてもらっているので興味のない方はスルーしてください^^

池江璃花子さんの心境とぼくも同じように、
ぼくを生かしておいてくれたモノに感謝しかありません。

ぼくが急性骨髄性白血病という病を言い渡されたのは更に一年と4カ月前の事になります。

その翌々日からぼくが背負ってきたもの、積み上げてきたもののほぼ全てを一瞬で足元に下ろさせられ、代わりに長い長い戦いが始まっていきました。

最初の治療は7ヶ月入院し、退院して半年経った頃再発を言い渡されました。

そして再び9月頃に再入院し10年前の本日、旧浜の町病院の無菌室で妹からの末梢血幹細胞を移植する手術を行いました。

この時の無菌室には凍らせた妹の末梢血を吊るしてあり輸血のような形で腕から流し込んでいきましたがもう一本太い注射の器具からモルヒネを流し込む情景のことを鮮明に覚えています。

生物学的にはフルマッチの妹の血液であろうが他人という認識のようで一つの体の中で2つの差一方が喧嘩しながら生着する時の痛みを和らげる役目だと思いますが全ては初めての経験なのでよく分かっていずにその作業は進んでいきました。

そして年起こして初七日過ぎたくらいに無事生着したという報告を受けました。

でも各種の抗がん剤に加え放射線も浴び白血球が0での手術なので当然白血球が戻って来て落ち着いた1月の末か2月の頭頃に(記憶が定かでない^^;)ぼくは退院し今住んでいる実家に戻ってきました。

そこからのGVHDという合併症との戦いは2018 TEDx FUKUOKAで喋ってますのでよかったら見てください。

この10年かけて、自分が成長出来たかどうかはまったく分からないけどひとつ確実に言える事はたくさんの新しい友人や尊敬する方々がこちらにもたくさんいて、たくさん知り合い言葉を交わせたこと。

ほんとは(?)出逢うはずもなかった人たちと出会い心を寄せ合うことがほんとに嬉しかったです。いやほんとに。。

音楽の世界はこちらには業界的なものがない分、様々な分野で一生懸命生きてる魅力的な人たちと出逢えたことが人としての一番の収穫だったんじゃなかったかと今思いますし、福岡という土地柄があってのことだと思いました。

また途中で父は亡くなってしまいましたがなんと言っても両親と再会出来たことが幸せな体験でしたね。

そして今年は曲もたくさん書かせて頂きました。

毎曲心を込めて書けましたし、美しい音楽は必ず生き続けると信じていますから全く悔いはありません。

また来年からも黙々と人の為、地域の為、そして全宇宙の為に死ぬまで書き続けていこうと決意できた年でもあります。

来年は既に、挑戦すべき大きな仕事が2つ控えていますから体調を整えてまた次のビジョンに向かっていきたいと思います。

皆様もまた素晴らしい令和2年になりますようにお祈り申し上げます。

まだもう少しありますが今年も大変お世話になりました。

A-HEAD RECORDS(アヘッドレコーズ)堤秀樹